フィールドワーク活動

丹羽 龍一「タナ・トラジャ地域の棚田景観について」2020年2月

亀岡大真「フルーツ大国インドネシア」2019年2月

「これでも飲みな」と笑顔で差し出されたココナッツは、顔の大きさに匹敵する巨大さ。中には天然のココナッツジュースがたっぷり入っており、炎天下の調査後に飲むと、身体の隅々まで潤してくれます。インドネシアのスマトラ島リアウ州で私がお世話になっているご家族は、ココヤシだけでなく、ゼリーのような触感を持つドゥク、フルーツの王様ドリアンなど、様々な果樹を庭畑で栽培しています。収穫した後には、家族や近所の人が集まり、果物を食べながら、村の歴史や口元が緩む冗談など幅広い話をして、一緒に楽しい時間を過ごしてくれます。

 

https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/2019_02.html

加反真帆「標高0mの湿地にコーヒー農園!?」2018年11月

二重作和代「変わる街並み、変わらない人」2018年11月

インドネシア マカッサルフィールドステーション

概要

スラウェシ島の都市マカッサルに、京都大学マカッサルフィールドステーションが設置されています。ここは学生・教員のフィールドワークの拠点であるとともに、教育活動・国際交流・安全情報収集などの場にもなっています。

設置されているのは国立ハサヌディン大学です。
ハサヌディン大学は1956年設置で農学部、歯学部、経済学部、工学部、林学部、法学部、文学部、畜産学部、水産学部、機械・自然科学部、医学部、薬学部、公衆衛生学部、社会・政治学部と大学院を抱え、東部インドネシア最大の総合国立大学であり、同国の四大国立大学として認識されています。海洋文化の発展を目標に揚げ、熱帯医学やサンゴ礁研究も盛んです。同大学と京都大学との関係は1980年代にまでさかのぼります。アジア・アフリカ地域研究研究科や東南アジア地域研究研究所が部局間協定を結んでいましたが、2014年には大学間学術交流協定を締結し、幅広い分野・活動で協力しています。

(さまざまな海域調査の拠点になります)

(トラジャなど山間地への拠点にもなります)

実績

派遣学生・報告書

フィールドスクール

2013 年度インドネシア・マカッサルおよびジャカルタでのフィールドスクール
連携共催組織:ハサヌディン大学、本学総合地域研究ユニット臨地教育支援センター、本学アジア研究教育ユニット、「開かれた ASEAN+6」による日本再発見(大学の世界展開力強化事業)
派遣学生数:7~10 名

◆2011 年度インドネシア・マカッサルでのフィールドスクール
連携共催組織:ハサヌディン大学、本学大学院連携プログラム「グローバル生存学」
派遣学生数:約5名

共同研究プロジェクト

研究大学強化促進事業 学際・国際・人際融合事業「知の越境」 融合チーム研究プログラム-SPIRITS-「インドネシアにおける個人主義化がうつ病の発症におよぼす影響の遺伝・疫学研究」(代表:古澤拓郎)2016年度~2017年度

交流事業

◆The 4th International Workshop on Water Supply Management System and Social
Capital の開催(2012 年 7 月 15 日-16 日)
場所:ハサヌディン大学
主催:Institut Teknologi Sepuluh Nopember(ITS)、京都大学グローバル COE プログラム「アジア・メガシティの人間安全保障工学点」、Institute of Technology Bandung(ITB)、University of Brawijaya (UB)

◆第 7 回京都大学東南アジアフォーラムの開催(2011 年 1 月 8 日-9 日)
タイトル:Politics, Livelihood and Local Praxis in the Era of Decentralization in Indonesia
場所:ハサヌディン大学
共催:本学東南アジア研究所/本学アジアアジア・アフリカ地域研究研究科/Hasanuddin University Makassar/Kyoto University Field station/ JSPS International Training Program”On-site
education of Practical Languages for Area Studies”/ Global COE Program “In Search of Sustainable Humanosphere in Asia and Africa”

アクセス


【所在】MFS-1, MFS-2, MFS-3, 5 Floor, Center for Research Activities (PKP),
Hasanuddin University, Makassar, South Sulawesi, Indonesia

【地図】

杉島敬志 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

調査期間 2016年6月22日~9月15日
国/地域 インドネシア・東ヌサテンガラ州のエンデ県とシッカ県
テーマ Anhropologial Research on the Basic Consitutive Principles of Traditional Domain (Tanah Persekutuan) in the Lionese Speaking Area in Central Flores, Nusa Tenggara Timur
特徴 ①断食月関連の祝日と里帰りが続くなか、役所での手続きと並行して調査を実施。
②新たに提出が必要になった書類と申請への対応。
③地方の入国管理局でKITASの申請をおこなうことの利点と問題点。
③調査活動に対する監視体制強化への対応。
報告

杉島敬志 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

調査期間 2015年6月8日~8月28日
国/地域 インドネシア・東ヌサテンガラ州のエンデ県とシッカ県
テーマ Anthropological Research on the Origin Myths of Traditional Political Divisions (Tanah Persekutuan) in Central Flores, Nusa Tenggara Timur
特徴 これまで経験したことのない新しい事態や状況にカウンターパートの協力をえて対処した。
報告

鈴木 遥 (京都大学学際融合教育研究推進センター総合地域研究ユニット・特定助教)

調査期間 2014年4 月下旬~
国/地域 インドネシア東カリマンタン州・リアウ州
テーマ インドネシア沿岸村落における木造高床式住居の相続と建て替えに関する研究
特徴 マルチプル・エントリー・ビザを取得し、短期調査を複数回実施する。
報告

廣瀬崇幹 (京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生)

調査期間 2013年4月12日~10月3日
国/地域 インドネシア/東ヌサ・テンガラ州サブ・ライジュア県
テーマ The life of people in Rai jua Island, NTT Province
特徴 調査地が目の届きにくい離島のため、申請時よりカウンターパートの変更を行ったこと、また州警察で追加の書類提出が必要となったこと。
報告

小泉 都 (京都大学農学部・研究員)

調査期間 2011年7月~1年間の調査許可
国/地域 インドネシア、中央カリマンタン州
テーマ (保護区ではない区域での)植生調査
特徴 2009年の手続きからの変更点や注意点など
報告
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